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お正月特集

世界各地のお正月

新しい年を幸せな一年にしたいという願いは万国共通です。
その願いを神さまに届けようと、お正月には外国でもさまざまな行事が行われています。日本のお正月とはまた違った、世界各地のお正月の様子をみてみましょう。

アメリカ

多くの民族が暮らすアメリカでは、お正月のすごし方もさまざまです。祝日(休日)は1日だけで、31日の夜からホームパーティを開いて、家族や友人と新年を祝う人も多くいます。
ニューヨークのタイムズスクエアでは、毎年1日の午前0時までのカウントダウンが行われます。1日になると花火が打ち上げられ、にぎやかに新年を祝います。

イギリス

イギリスでは大みそかにテムズ川沿いに盛大な花火が打ち上げられ、多くの人でにぎわいます。
年が明けるとロンドンのセント・ポール大聖堂の前やトラファルガー・スクエアに大勢の人が集まり、新年の幸運を願って「オールド・ラング・サイン(ホタルの光)」を合唱します。
元旦の早朝、井戸や泉から一番に水をくんだ人が幸せになれるといわれています。「その年の内に結婚ができる」「美人になれる」との言い伝えで、女性たちは競って水をくもうとします。

スイス

スイスのある村では「ジルベスタークロイゼ」という行事が行われます。ジルベスター(大晦日)に、クロイゼ(精霊)たちに扮した人びとが順番に家々を回って、新年のあいさつをします。木の枝や実、葉っぱを身にまとった自然のクロイゼ、悪魔や鬼の面をつけたみにくいクロイゼ、カラフルな衣装を着て頭に大きな飾りをつけた美しいクロイゼが、鈴を鳴らし、ヨーデルを歌いながら村を練り歩きます。古い年の「悪」をはらい、新年が幸せにすごせるようにとの思いがこめられた伝統的な行事です。

ロシア

大晦日には、子どもたちがもみの木をかざりつけ、その木を囲んで歌を歌ったりゲームをしたりして楽しくすごします。そこに、子どもたちによばれたマロースじいさんと、その孫娘であるスネグローチカがやってきます。子どもたちはサンタクロースのかっこうをしたマロースじいさんからプレゼントをもらいます。これは「もみの木祭り」とよばれています。
お正月にはロシア風の水ギョウザ「ペリメニ」を家族でたくさん作っていただきます。

中国

中国では、お正月は「春節」とよばれる一年でもっとも重要な祝日です。旧暦の1月1日に行われるため、毎年1月終わりから2月半ば頃の間になります。遠くにいる家族や親戚も集まり、新年の神さまをにぎやかに迎えます。町中では獅子舞のもよおしなどが行われ、魚や肉料理、もち米と8種類の木の実でつくる八宝飯などがふるまわれます。縁起がよいとされる赤い袋に入れたお年玉は、結婚していなければ大人でももらうことができます。また、新年のあいさつに贈るお菓子や果物にはそれぞれ意味があり、たとえば落花生や栗は「子どもが生まれますように」との願いがこめられています。

韓国

韓国も中国と同じく旧暦の1月1日に新年の行事をおこないます。人びとは故郷に帰り、祖先のために祭壇をつくって、お供えをして家族全員でおまいりします。正月には「トックク」と呼ばれる餅の入ったお雑煮を食べ、みんなで新しい年を祝います。
子どもたちは、目上の人に新年のあいさつをしてお年玉をもらいます。

タイ

タイでは、4月半ば頃に旧正月を祝います。町で出会った人々が水をかけ合って新年を祝う「ソンクラーン(水かけ)祭り」は国中で盛り上がる行事です。
水をかけるのは「清める」ためで、相手に敬意を示すという意味もこめられていて、見ず知らずの人にも水をかけ合います。北部のチェンマイで行われる水かけが、もっとも派手なものとして知られています。

スペイン

新年を告げる時計の鐘の音の、一つ一つ(12回)に合わせて 合計12粒のブドウを食べると幸せになるといわれています。1年12ヶ月幸せでいられますようにとの願いがあるそうです。年末には、皮をむいて種をとった12粒のブドウの缶詰がお店に並びます。

イタリア

イタリアでは赤は幸運の色で、年を越す時に赤いものを身につけていると幸せになれるといわれています。年末になるとイタリアのお店には男性用、女性用の赤い下着が並び、カップルや友人同士で赤い下着をプレゼントし合います。