Now Loading...
line

巫女さんとは?~シャーマニズム~

date2004年7月15日

神社というと、女性の方は、まず「巫女」さんをイメージされることも
多いのではないでしょうか。
白衣に緋の(赤色の)袴という衣装を一度は身につけてみたいという方
も少なくないと思います。
この巫女さんの源流をたどると「卑弥呼」に辿り着くと言われています。
卑弥呼は呪術、占いによってまつりごと、政治を行った古代の日本、
つまり邪馬台国の統治者、権力者でもありました。
今風に言えば、非常に強い霊能力をもった総理大臣というところ
でしょうか。
霊能力者とは、神や霊の声を聞く(神がかる)ことができ、それを
人々に伝えることのできる人とをいいます。
古代のこのような能力をもった人のことを学術的に「シャーマン」といい、
こうした人が司る宗教を「シャーマニズム」といいます。
現在でも、恐山の「イタコ」や沖縄の「ノロ」や「ユタ」と呼ばれる
人も、このシャーマンにあたります。
神社に奉職する人を神職といい現在ではほとんどが男性で、神道に
おいては、過去にはむしろ男尊女卑の風潮もありました。
(現在ではそのようなことは少なくなってきています。)
しかし、神職の源流も「神がかり」した人々であり、卑弥呼の様な
女性であったのです。
「シャーマニズム」も神道を理解するための重要な用語といえます。
 
(補注、卑弥呼の実像に付いては、諸説があります。
 邪馬台国論争とも絡み、議論されています。
 機会があれば、取り上げたいと思います。)

2004年7月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

カテゴリー

アーカイブ