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◇◆◇神・こころ・ひと・日々新たに◇◆◇
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京都地主神社だより
~平成30年5月号~
NO.207 平成30年5月1日
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◆今月のご案内
- 今月の宮司の言葉
- 行事のお知らせ
- 今月のトピックス
- 恋愛成就七夕祭「七夕こけし」受付
- 海月ルイの京都ラビリンス
- 「葵祭の行列」
- 今月のご利益別運勢占い
▼今月の宮司の言葉
学校や仕事などで、新生活がスタートした人は、そろそろ環境に慣れてきた頃でしょうか。前回は「オフからオンへの切り替え」の話をしましたが、今回は「オンからオフへの切り替え」に焦点を当ててみましょう。
家に帰ったらまずはお風呂にゆっくりと入る、好きな本を読む、ちょっと贅沢なスィーツを食べる…など、特別なことでなくても、家ですぐにできることで「今、ここにある幸せ」をじっくり見直してみませんか。
今ある幸せを感じると、心が素直になります。例えば、湯船に浸かっているときに「昼間はあの人に言いすぎたかな」と、ふと反省する。それは、体が温まってリラックスすることで、心が解きほぐされて素直な気持ちが出てきたから。身も心も“素”になった気持ちに従えば「次に会った時は、ちゃんとあの人の話を聴こう」と、気づきます。素直な気持ちになって、自分の視点から少し引いて物事を見ることができれば、人間関係も、勉強や仕事もベストな方向に行くのではないでしょうか。
とはいえ、日々忙しさに追われて、家に帰って自分の時間を楽しむ余裕がない、という人もいることでしょう。そんなときは、休日に神さまのもとを訪れて「自分の時間をください」とお願いしてみましょう。そうすればきっと、神さまはあなたを応援してくださることでしょう。
▼行事のお知らせ
- 例大祭地主祭り 5月5日(祝) 祭典午後2時
神幸行列 午後1時ご本殿前出発
祭 典 午後2時30分頃ご本殿内にて - 月例祭 えんむすび地主祭り 4月1日(日) 祭典午後2時
えんむすび地主祭りは毎月第一日曜日です。
祭典ご参加の方に開運こづちを無料授与致します。 - 夏越しの大祓祭 6月30日(土) 祭典午後3時
- 恋愛成就七夕祭 7月7日(土) 祭典午後2時
それぞれのお祭りについて詳しくは、こちらへどうぞ
- 「親と子のこころの風景2 今日はちがうよ」(愛知県教育振興会発行)
エッセイ掲載。問合せTEL052-961-8501 - 徳間書店モバイル https://tokuma.to/
京都祇園迷宮事件
京都迷宮事件簿 薄い月
https://tokuma.to/personinfo/personinfo.8ing?pid=88 - 文藝春秋「文春ウェブ文庫」て゛「子盗り」「プルミン」
「十四番目の月」刊行。
https://www.bunshunplaza.com - 文藝春秋より「十四番目の月」文庫化。
- 文藝春秋より「ローザの微笑」
赦すことで女は浄化され
赦されることで男は泥に沈む。
渾身の書き下ろし文藝春秋より発売中。 - 「京都迷宮事件簿 薄い月」徳間書店より発売中。
- 「京都祇園迷宮事件」徳間書店より発売中。
- 「プルミン」が文藝春秋より文庫化されました。
- 2005年日本国際博覧会『愛・地球博』記念
「万博百景集」にエッセイ掲載。
発行(財)2005年日本国際博覧会協会・中日新聞
問い合わせ・中日新聞文化事業部
TEL 052-221-0729 - サントリーミステリー大賞受賞作品「子盗り」が文藝春秋より文
庫化されました。 - 「別冊文藝春秋」に連載されていた「十四番目の月」が文藝春秋
より単行本化され発売中。
京都を舞台にした誘拐劇。果たして犯人はどうやって身代金を強
奪したのか? - 「烏女」(からすおんな)双葉社より全国書店で発売中。
▼今月のトピックス
◇恋愛成就七夕祭「七夕こけし」受付
7月7日「恋愛成就七夕祭」の祈願短冊「七夕こけし」を授与しています。郵送でのお申し込みも受け付けています。詳しくは下記ページをご覧ください。
▼海月ルイの京都ラビリンス
◇「葵祭の行列」
五月十五日は葵祭です。
華やかな行列が御所から下鴨神社を経由して、上賀茂神社へと向かいます。
最近は葵祭について、ブログやSNSで、少々間違った解釈、名称が掲載されていることがあるので、正式名称と公式見解を紹介しておきます。
とはいえ、祭事についてはいろんな説や解釈があるのも事実で、では何が正しいのかというと、学者先生でも論が分かれるところです。
ここでは、上賀茂神社による公式の解説を紹介します。
すべてをここに書くことはできませんので、主だったものについてのみ、短く紹介します。
御祭礼の行列は、露払いの乗り尻(のりじり)の後、参進します。
そして、「警衛の列」が登場します。これは行列及び祭場の警衛にあたる役人の列です。検非違使庁(けびいしちょう)といって、現在の警察、裁判を司る役所です。
警衛の列の役人は、上賀茂神社に到着後は二の鳥居外に着き、祭場を警備します。
次は「内蔵寮(くらりょう)の官の列」です。内蔵寮は宝物の管理等を司る役所です。現在の財務省にあたります。内蔵寮の国司庁の次官は山城使(やましろづかい)といって、現在の京都府副知事にあたります。
山城使の後、衛士(えし、御幣物唐櫃を守護する役)、内蔵寮史生(くらりょうのししょう、御幣物を手渡す役)が続きます。
次は「馬寮の官の列」です。これは内蔵寮の馬を管理するところです。「左馬寮、右馬寮よりの走馬(御馬)各一頭を牽く」となっています。
この御馬は、それはそれは姿の良い馬です。毛艶も良く、本当に全身が輝いています。いうまでもなく、顔も体も神事用の美しい馬具に飾り立てられ、馬にとってはさぞ鬱陶しいことだと思うのですが、暴れもせず、ちゃんと前を見て行儀よく歩いています。
鬣(たてがみ)は綺麗に切り揃えられ、前髪が目の上すれすれにかかり、まるで入学式の新一年生のような可愛らしさです。
姿がよく、性質もおとなしい馬が例年、厳選されているのだろうと感心します。
その後に風流傘が続きます。大きな傘の上に、これでもかとばかりに花が載せられ盛られています。いろんな色のバージョンがあり、遠くからでも目立ちます。
次がいよいよ「斎王代以下女人行列」です。斎王と斎王につく女官達の行列で、もっとも華やかで見応えがあります。
女人行列の先頭は女人ではなく、「斎院の蔵人所(物品会計を掌る役)の雅楽を奏する役人である蔵人所陪従(くろうどどころのべいじゅう)」です。
その後、女官達が続きます。
女官達は小袿(こうちき)を着ています。彼女達は、宮中で皇族の身の回りの世話をしています。参列では皆、歩いていますが、騎女(むまのりおんな)だけは騎馬で参向しています。
女官には、命婦、女嬬、内侍、女別当、といろんな役職がありますが、女人行列の最後を歩くのは采女(うねめ)です。
采女(うねめ)は、神事を司る女官とされています。なので、他の女官の衣装とは少し異なります。「青海波(せいがいは)といわれる彩色模様の装束」を身につけています。
この衣装はなかなか目立ちます。「地方の豪族の娘から選ばれた」そうで、神事を司るということもあり、「斎王代と同様、額の両端に日蔭糸を垂れ飾す」とされています。
「女人行列の合間には、水仙、山吹、椿、菖蒲、梅、桜の花笠が差し掛けられ」、いっそう華やかな行列となります。
そして最後に「勅使舞人陪従 (ちょくしまいびとべいじゅう) の列」です。
勅使は、「行列中最高位の人で、四位近衛中将が勤め、現在は宮内庁掌典職より天皇陛下のお使いとして遣される」とされています。「黒色の束帯、右腰には銀製の魚袋を付し、太刀を佩く」という衣装、出で立ちです。
「行列中最高位の人」なので、上賀茂神社到着後に執り行われる社頭の儀においても、勅使をお迎えする時は、参列者全員起立してお待ち申し上げています。もちろん、退場される際も、全員起立してお見送り申し上げます。
と、かなり簡単に、行列について書きました。実際の行列にはもっといろんな役職や牛車、それに付随する人や道具が登場します。
観覧席チケットはもう売り切れているかと思いますが、沿道から見ることもできます。ルートと時間をよく見極めて見学にいらしてください。
◇海月ルイ(うみづき・るい)
京都市出身
第五回九州さが大衆文学賞受賞「シガレット・ロマンス」
第三十七回オール讀物推理小説新人賞受賞「逃げ水の見える日」
第十八回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞「尼僧の襟」
第十九回サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞「子盗り」
◆◆5月の海月ルイ インフォメーション◆◆
(無断転載を堅く禁じます。)
▼今月のご利益別運勢占い
恋愛運:八方美人で誤解を生むかも
金 運:お得な買い物ができそう
学び運:アートを学んで
健康運:半身浴でリフレッシュを
●2月生まれ
恋愛運:理想の人が現れるかも
金 運:お小遣いの予算を守って
学び運:趣味に関する学びを
健康運:早寝で好調に
●3月生まれ
恋愛運:今までとは違う恋が
金 運:おつき合い費がかさみそう
学び運:仕事につながる学びを
健康運:紫外線対策を怠らずに
●4月生まれ
恋愛運:本物の恋が始まる
金 運:ムダ遣いを見直して
学び運:検定を目標に
健康運:フットケアを
●5月生まれ
恋愛運:憧れの人との恋が
金 運:貯金を崩さないようにして
学び運:新しい暗記法を
健康運:足のけがに注意
●6月生まれ
恋愛運:優しすぎて気があると思われそう
金 運:お小遣いが増えるかも
学び運:体験教室に行ってみて
健康運:ジム通いを始めて
●7月生まれ
恋愛運:近づきすぎは誤解のもと
金 運:臨時収入があるかも
学び運:学びの時間を決めて
健康運:アロマで癒しを
●8月生まれ
恋愛運:運命の出会いがあるかも
金 運:使い過ぎに注意
学び運:習い事を始めて
健康運:アウトドアで気分一新
●9月生まれ
恋愛運:本気の恋が始まる予感
金 運:計画的に使って
学び運:積み重ねを重視して
健康運:無理なダイエットは禁物
●10月生まれ
恋愛運:理想の人との恋が
金 運:お小遣い帳をつけて
学び運:カフェで集中力アップ
健康運:出かける時はUVクリームを忘れずに
●11月生まれ
恋愛運:進展を焦らないで
金 運:貯金を増やすチャンスが
学び運:書いて覚えよう
健康運:ランニングを始めて
●12月生まれ
恋愛運:告白はまだ先に
金 運:ごちそうになる機会が
学び運:語学を学んで
健康運:興味のあるスポーツに挑戦
〇編集後記 日本では、太陽は天照大神という女神様。その神に仕えた斎王も皇室の女性です。現在、女性の宮司や女性神職も全くめずらしいことではありません。日本の古い信仰において女性は、むしろ強い立場にあったかもしれません。古い信仰を残す沖縄では、今でも男子禁制の神事が行われています。「相撲は神事であるから、土俵上は女人禁制である。」というのは、違和感を覚えます。相撲が神事であるなら、力士や行司以外の人が土俵にあがるときは、男女を問わず正装で、必ず神職のお祓いを受けることとしてはどうでしょうか?
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編集・発行 :
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