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◇◆◇神・こころ・ひと・日々新たに◇◆◇
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京都地主神社だより
~平成30年6月号~
NO.208 平成30年6月1日
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◆今月のご案内
- 今月の宮司の言葉
- 行事のお知らせ
- 今月のトピックス
- 「2018七夕特集ページ」近日アップ
- 海月ルイの京都ラビリンス
- ◇「京都大学の立て看板」
- 今月のご利益別運勢占い
▼今月の宮司の言葉
今年も、そろそろ前半の締めくくりの時期となりました。みなさんは、新年に立てた目標に向かって進んでいることと思いますが、一生懸命になりすぎて「~しなければいけない」と、義務感に駆られてしまうことはありませんか?「こうなりたい」という目標に向かって、充実感や達成感を味わいながらできていたことが、「~しなければいけない」に変わったら、それは、本当にやるべきことかどうかを見極める心のサインです。
そんなときは、いったん行動するのをやめてみましょう。例えば、義務感で、読まなくてはいけないと思っていた本を捨てる、やるつもりで手を付けていない問題集を捨てるなど、思い切った行動をして、視点を変えてみることです。しばらく他のことをして、「あぁ、あの本があったら」とか「あの問題集、もったいないことしたな」と思ったら、まだ「やりたい」という気持ちが残っている証拠。そこで自分にとって大切なことを再確認できるので、また目標に向かってブレずに進むことができます。
とはいえ、これを読んでいるみなさんは、真面目な方が多いと思います。自分の考え方のクセを手放すのは、なかなか難しいので、まずは神さまのもとを訪れて、心身を祓い清めてください。そして、再度、今年の目標を宣言してみましょう。そうすればきっと、神さまはあなたを応援してくださることでしょう。
▼行事のお知らせ
- 月例祭 えんむすび地主祭り 6月3日(日) 祭典午後2時
えんむすび地主祭りは毎月第一日曜日です。
祭典ご参加の方に開運こづちを無料授与致します。 - 夏越しの大祓祭 6月30日(土) 祭典午後3時
- 月例祭 えんむすび地主祭り 7月1日(土) 祭典午後3時
- 恋愛成就七夕祭 7月7日(土) 祭典午後2時
七夕祭「七夕こけし」受付中。
詳しくは「七夕こけし」ご案内ページへそれぞれのお祭りについて詳しくは、こちらへどうぞ
▼今月のトピックス
◇「2018七夕特集ページ」近日アップ
地主神社ホームページ「七夕特集ページ」を2018年版に近日リニューアルします。新コンテンツ「ご縁を贈る。『七夕こけし』を贈る。」ページもアップします。また、地主神社HPトップページも「七夕」デザインとなり、七夕の日までのカウントダウンがされるほか、七夕までの期間限定で「七夕オリジナル占い」ができます。ぜひ、ご覧下さい。
→ 「2018七夕特集ページ」へ
→ 「地主神社HPトップページ」へ
▼海月ルイの京都ラビリンス
◇「葵祭の行列」
京都大学の吉田キャンパス周辺には、昔からいろんな看板が立っています。商業広告ではなく、京大生が立てた看板です。一つや二つではなく、数えきれないほどの看板が立っていて、しかもその一つ一つがかなり大きいのです。
場所は百万遍の交差点から東大路、そして京大正門前に続く道路に、びっしりと並んでいます。
いつからあったのかと問われても、ほとんどの京都市民はわからないでしょう。誰もが「気づいたらあった」と認識していると思います。
わたし自身、子供の頃から京大周辺に立て看板はあったし、「あそこはそういうところ」だと思っていました。
立て看板の文言は、社会問題の提議、サークルの勧誘、大学への抗議、学祭の宣伝等色々です。
わたしが子供の頃は、政治的な内容やイデオロギー、国や行政に対する抗議等がほとんどであったと記憶しています。
1960年代は学生運動が盛んで、よく四条通りを学生達がデモ行進していました。
たぶん、政治的信条による抗議デモをしていたのだと思いますが、子供にはそんなことはわからないので、「ヘルメットかぶって、顔を手ぬぐいで覆ったおにいさん、おねえさん達がたくさん歩いている」と奇妙に思っていました。
大人達は眉を顰め、小さな子供達に「大きくなってもあんなことはしてはいけません」と言い聞かせていました。
高度成長期は学生運動が盛り上がった時代で、バンバンの「いちご白書をもう一度」の歌詞にその片鱗がうかがえます。75年にリリースされたこの曲は、60年代の学生運動が盛り上がっていた頃を振り返る内容になっています。
ちなみに作詞作曲はユーミンです。結婚前の「荒井由美」の名前で発表しています。歌っていたのはバンバンというデュオで、メンバーのばんばひろふみさんは、京都市東山区出身です。
歌のテーマになるくらい、60年代の学生運動は盛り上がっていたのです。京都市にかぎったことではなく、関東でも同様で、東大の大学構内立てこもりとか、機動隊との衝突とか、いろんな事件がありました。
しかし、あさま山荘事件を契機に、学生運動は下火になり、今では学生デモなどほとんど見ることはなくなりました。
かつてはどこの大学でも見かけた立て看板ですが、今も正門にそんなものを堂々とだしているのは、よくも悪くも京大だけです。
京大吉田キャンパスは左京区にあります。近くには知恩寺、銀閣寺、永観堂、南禅寺、吉田神社等があり、観光客も大勢訪れるところです。よって、当地は京都市景観条例の規制対象地域でもあるのです。
京都市は「屋外広告の条例に違反するとして行政指導」し、大学当局は今年五月、立て看板を撤去したのでした。
生まれて初めて、あのあたりの「立て看板のない景色」を見ましたが、「こんなに綺麗なところだったのか」と驚きました。
立て看板の色は奇抜で、文字も大きく、すべてが不規則で雑多です。歴史ある学舎、石垣の風情や光景は見事にブチ壊され、京都市が「美観を損なう」と行政指導したのももっともなことでした。
が、なくなってみると、「なんか物足りない」というと語弊があるのですが、「綺麗過ぎて違和感を覚える」ような、不思議な気持ちです。
京大名物立て看板は、そのパワフルな表現力と強烈なインパクトで、街の風情も吹っ飛ばすくらいの破壊力を持っていましたが、同時に、あの場所に「溶け込んで」いた側面もないわけではないのです。
「あってもまあ仕方がないか」と多くの市民はとらえていたし、京大周辺はそういうところだと長年受容してきた経緯があります。
こうした背景により、「立て看板の歴史と伝統」と呼ぶ人もいるし、京都大学の自由な学風としてとらえている人もいます。
現在、撤去された立て看板を学生達が奪還して立てなおしたり、そしてまたそれを大学当局が撤去したりと、いたちごっこが続いています。
こう言ってはなんですが、学生達はその攻防をちょっと楽しんでいるのではないかと思えます。
立て看板撤去後、新たに立てられた看板はなかなか笑えるものがあります。
「タテカン、カエシテ…」「こざっぱりとしてはる」「京大ヲ洗濯致シ候」と、風刺のきいた文言がある一方で、過激な抗議メッセージもあるのですが、おしなべて、規制に対する学生達の「負けへんで」な姿勢が表れていて、思わず見入ってしまいます。
先日も百万遍交差点あたりに大きな立て看板がありました。「俺を入学させたからにはこの壁がただですむと思うなよ」との文言でした。
学生達はまだまだ負けるつもりはないようです。
◇海月ルイ(うみづき・るい)
京都市出身
第五回九州さが大衆文学賞受賞「シガレット・ロマンス」
第三十七回オール讀物推理小説新人賞受賞「逃げ水の見える日」
第十八回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞「尼僧の襟」
第十九回サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞「子盗り」
◆◆6月の海月ルイ インフォメーション◆◆
- 「親と子のこころの風景2 今日はちがうよ」(愛知県教育振興会発行)
エッセイ掲載。問合せTEL052-961-8501 - 徳間書店モバイル https://tokuma.to/
京都祇園迷宮事件
京都迷宮事件簿 薄い月
https://tokuma.to/personinfo/personinfo.8ing?pid=88 - 文藝春秋「文春ウェブ文庫」て゛「子盗り」「プルミン」
「十四番目の月」刊行。
https://www.bunshunplaza.com - 文藝春秋より「十四番目の月」文庫化。
- 文藝春秋より「ローザの微笑」
赦すことで女は浄化され
赦されることで男は泥に沈む。
渾身の書き下ろし文藝春秋より発売中。 - 「京都迷宮事件簿 薄い月」徳間書店より発売中。
- 「京都祇園迷宮事件」徳間書店より発売中。
- 「プルミン」が文藝春秋より文庫化されました。
- 2005年日本国際博覧会『愛・地球博』記念
「万博百景集」にエッセイ掲載。
発行(財)2005年日本国際博覧会協会・中日新聞
問い合わせ・中日新聞文化事業部
TEL 052-221-0729 - サントリーミステリー大賞受賞作品「子盗り」が文藝春秋より文
庫化されました。 - 「別冊文藝春秋」に連載されていた「十四番目の月」が文藝春秋
より単行本化され発売中。
京都を舞台にした誘拐劇。果たして犯人はどうやって身代金を強
奪したのか? - 「烏女」(からすおんな)双葉社より全国書店で発売中。
(無断転載を堅く禁じます。)
▼今月のご利益別運勢占い
恋愛運:恋より自分磨きのとき
金 運:お得な買い物ができそう
学び運:得意分野を集中して学ぼう
健康運:ダイエットの成果が
●2月生まれ
恋愛運:客観的に見て判断を
金 運:臨時収入があるかも
学び運:目標を再確認して
健康運:寝冷えに注意
●3月生まれ
恋愛運:告白するなら今
金 運:予定外の出費がありそう
学び運:暗記するなら早朝に
健康運:ジム通いを始めて
●4月生まれ
恋愛運:あなたに惹かれる人が多数
金 運:お小遣い帳をつけて
学び運:新しい筆記具でやる気が
健康運:筋トレにチャレンジ
●5月生まれ
恋愛運:誘いが多くて悩むかも
金 運:お小遣いがピンチに
学び運:メモの取り方を工夫して
健康運:半身浴で疲れを解消
●6月生まれ
恋愛運:意中の人との仲が深まる
金 運:おつき合い費がかさみそう
学び運:計画を見直してみるとき
健康運:アウトドアでリフレッシュ
●7月生まれ
恋愛運:気があるように見えるだけかも
金 運:スマホ通信費の確認を
学び運:辞書で調べると頭に残る
健康運:冷たいもののとりすぎに注意
●8月生まれ
恋愛運:相手が本気か見極めて
金 運:小銭貯金を始めて
学び運:読書で新たな力が身につく
健康運:ウォーキングで体力アップ
●9月生まれ
恋愛運:気持ちを伝えるとき
金 運:ファッションに散財しそう
学び運:苦手分野を克服できるかも
健康運:紫外線対策を
●10月生まれ
恋愛運:多数のアプローチが
金 運:飲食費がかかりそう
学び運:資格取得の学びを
健康運:スィーツの食べ過ぎに注意
●11月生まれ
恋愛運:告白の機会到来
金 運:使い過ぎに注意
学び運:体験教室に行ってみて
健康運:プチ模様替えで気分スッキリ
●12月生まれ
恋愛運:自分の時間を充実させて
金 運:プレゼントに恵まれる
学び運:学びの優先順位をつけて
健康運:早寝で体調を整えて
〇編集後記 京都東山では一週間に一度は雨がふり、晴れの日は雨で空気が浄化されるのか、清々しい青空となりました。ウグイスの鳴き声も、この季節には一層透明感が増すようで、聞き入ってしまいます。木々も陽射しと水の恵みを充分に受けて葉の緑が目にも鮮やかです。蒸し暑い日もあれば寒い日もありましたが、穏やかで、調和のある、豊かな自然を感じる事もできた5月後半でした。
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編集・発行 :
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