由来と歴史
地主神社では良縁を求める人々が良い縁を巡り逢えるように、毎日特別祈願を行っています。
特別祈願へ参拝される方へ、宮司の思いを贈ります。
ここ最近、特別祈願に訪れる方で多いのが「会社と自宅の往復で出会いがない」という方です。それは実力主義であったり女性が社会で活躍するようになった現代ならではの傾向をあらわしているのでしょう。また、これは以前から多いのですが、それを気遣った親御さんがご本人に代わって祈願されるということもよくあります。子供を想う親の気持ちはいつの時代も同じなのですね。その時に「勝手に祈願したことを知ったら怒るかもしれない」または「傷つくかもしれない」という理由で、「子供には知られないように祈願お願いします」とお願いされることもしばしばあります。子供さんのことを想って祈願はしたいが、本人のプライドは傷つけたくないという親心なのでしょう。
ご祈願終了後には祈願終了書とお札を郵送でお送りしますが、ご本人様に知られないよう代理人様宛にお送りしています。
最近は、子供が巣立ち再び二人暮しになったご夫婦が「夫婦円満」を願ってご祈願されることもあるんですよ。これからの人生も一緒に仲良く生きていきたいというご夫婦の姿も、高齢化社会である現代を反映しているように思います。「熟年離婚」などと言われる現代において、とても心が温まります。
人の縁はとても複雑で、すれ違うこともあれば結ばれることもあるように、強くもなればもろくもなります。今ある縁を大切にしたいという思いを神様にお願いすることで、しっかりとした強い縁にすることができます。今あなたがとても良い縁に巡りあえたなら、その縁に深く感謝して、大切に、そして強い縁にすることが一番大事なことなのです。