夏にうなぎを食べるとよい、とよく耳にしますが、どうして夏にうなぎを食べると良いのでしょうか?日本では、土用の丑(どようのうし)の日にうなぎを食べる習慣があります。土用の丑とは中国から伝わった暦(こよみ)の一つで、その年によって日付は変わります。
もともと丑の日に「う」の付く食べ物を食べると体に良いという言い伝えがあったのですが、江戸時代に学者の平賀源内(ひらがげんない)が、知り合いのうなぎ屋に頼まれて「本日土用の丑の日」と書いてうなぎを食べると長生きできる、と宣伝したところ店が大繁盛した、という話が始まりと言われています。 うなぎには、良質なたんぱく質のほか、脂質(DHA、IPAなど)、ビタミン類(A、B1、B2、D、Eなど)に加えてコラーゲンも豊富で、暑い夏を乗り切る栄養源として欠かせない食べ物です。