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七夕特集

世界の七夕伝説

フィンランドの七夕伝説Legend of Finland

森と湖が美しい国フィンランドには、
天の川をあの世の光の橋としたロマンチックでちょっぴり切ないこんなお話が伝わっています。

あるところに、ズラミスとサラミという仲むつまじい夫婦が暮らしていました。いつも一緒の二人でしたが、死ぬときだけは一緒とはいきません。二人は死んだ後、それぞれ別々に天にのぼり、星となりました。
二人の星はかなり離れていてもう会うことさえもできませんでした。しかし二人はとても愛し合っていたので、死んだ後も一緒にいたいと思いました。
そこで二人は、空にただよう星くずを集めて二人の星の間に光の橋を作って会おうと決めたのです。それから毎日毎日一生けんめい星をすくっては集めて、すくっては集めて・・・と橋を作りました。一年たち、二年たち・・・どれだけ時が流れようとも二人は諦めることなく橋を作り続けました。
やがて千年もの時がたち、二人の星の間にりっぱな橋ができあがりました。
キラキラとまばゆい光を放ち輝く光の橋。そう、これが天の川です。

ズラミスとサラミは光の橋を渡り、シリウスの星のところで再び会うことができました。二人は喜びの涙を流しながらしっかりと抱きあいました。
こうして二人は今も夜空でキラキラ輝きながら仲よく暮らしていると言われています。

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