お正月飾りはいつまで?
成人の日は、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ための祝日です。この日、全国各地の市町村では、新成人を招いて成人式が行われます。毎年たくさんの新成人たちが、多くの希望を胸に式に臨んでいます。
成人の年齢は世界でも違いがあり、日本と同じ20歳としているのはタイやニュージーランド、イギリスやイタリア、ドイツなど多くの国は18歳、ネパールは16歳などと、国によってさまざまです。インドネシアやシンガポールなど、21歳としている国もあります。
元旦から7日までの「大正月」に対して「小正月」と呼ばれるこの日は、旧暦のお正月のことです。昔の人は「月」を暦の基準にしており、一か月は満月から次の満月までとされていました。満月はめでたいものの象徴だったので、正月は満月の日とされ、それがこの日にあたります。この日の朝に、一年の健康を願って小豆がゆを食べる風習が残っています。小正月には、その年の豊作や開運を祈る祭事や数多くあります。下のどんど焼きもその一つです。
どんど焼きとは、日本各地で小正月(1月15日)に行なわれる火祭りです。
地域によってその呼び方は異なり、北陸・東海地方は「左義長(さぎちょう)」、関西は「とんど焼き」、九州は「鬼火焚き」などと呼ばれています。火は昔から神聖なもので、邪気や悪霊をはらうと考えられてきました。どんど焼きでは、お正月に使った門松・しめ縄をはじめ、おみくじやお守りなどを皆で持ち寄って焼きます。その火にあたると、若返えり長生きするといわれています。人々は、この火で焼いた餅を食べてその年の無病息災を願います。
昔の人は火の燃え方で、吉凶を占ったりしたそうです。
燃える音が大きく、灰や火の粉が高く舞い上がると縁起が良いとされています。
また、灰を持ち帰って家の敷地の四隅にまくと、災い除けになると伝わる地域もあります。